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ピカブロ

毎日の暮らしの中で、役に立ったことや忘れたくないこと。

悩みどころと逃げどころ~ちきりん、梅原大悟

この本を読みました。

対談が書籍化した本を買ったのは、初めて。

 

感想を3つ。

1.ちきりんさんの発言がかなり書籍映えしている。

2.ちきりんさん、弁がたつ。

3.「うまく収めよう」「うまく丸めよう」感が全くなくて、おもしろい。

 

解説します。

 

 

1.ちきりんさんの発言がかなり書籍映えしている

2.ちきりんさん、弁がたつ

について。

 

この本は、ちきりんさんと梅原大吾さんの対談を書籍にまとめたものです。

ちきりんさんとは、社会派ブロガー。

梅原大悟さんとは、ギネス記録を持つプロゲーマー。

 

書籍化するにあたって、

対談の録音から、文字起こしをしただけなのか?

対談の録音から、文字起こしをして、2人がそれぞれ手を加えてチェックをしたのか?

この2つのうち、どちらの手法で書籍化したのかにもよりますが‥。

もし、前者だった場合。

2人の対談をほぼ正確に文字起こしをしただけ、だとしたら。

 

ちきりんさんの対話力と発言力、発言における文章の組み立て力がハンパないです。

わたし、ちきりんさんと会話できる自信がないw

 

ちきりんさんはほぼ必ず、「文章化した時に2行〜3行分」は発言するんですよ。

1行の時もありますが。

 それに対してウメハラさんは、1行で収まる返答もちらほら見受けられます。

 

対談なので、いいんですよ、1行分の発言でも。

しかし、文章化したとき、文字化したときに1行分ずつ程度の会話が続くと、すごく読みにくいんです。

女性誌でもよく、女性2人の対談とか、3人の対談とか、そういった特集はあります。しかし、細切れの会話を文字化したものは非常に読みづらい。

会話として「聴く」分にかまわないのですが、文字化して「読む」ときには、1行ずつ程度の会話は非常に読みづらいのです。

 

しかしちきりんさんの発言は、いつある程度まとまった量の発言をしている。しかも発言が的確で読みやすい。文章化したときに読みやすい発言です。

そしてもしわたしが知希林さんと対談をしたときにこの文字量の発言を、この的確さで発言されると、絶対返答に困るw

ちきりんさんは相当頭の回転が速いんだろうなと思います。

だからこそ、梅原さんの会話も「文章化したときに1行分程度で返答するのが精いっぱい」なのかもしれないけれど。

 

この本の中で、ちきりんさんが「本ではなく、対談をして、どんな発言をする人なのか見てみたいと思った」といった趣旨のことを発言されています。

ちきりんさんの頭の回転があれば、この返答力があれば、どんな相手でもまず間違いなく相手にできるでしょう。ある程度の分量を発現でき、頭の回転が速いから話の展開を自分マターにできる。相手の隙を見て煽ることができる。世の中には、書籍は立派でも対話に弱い人はごまんといる。ゴーストライターを使ってうまく美しく文章を書かせる著名人は多いです。

しかしちきりんさんは対話に強い。弁が立つ方なのだとよくわかります。

きっと彼女は、興味を持っているからこそ、相手がどんな顔でどんな発言をするのか、文字では見えない相手を観察したいのだと思います。彼女の返答力で、相手にできない相手は少ないからこそ、相手には返答力があるのか、ウィットに富んだ会話ができる人なのか、会って話して知りたいんだろうなと思いました。

いやー、ちきりんさん、すごいです。

 

3.「うまく収めよう」「うまく丸めよう」感が全くなくて、おもしろい

 

ちきりんさんも、梅原さんも、お互い思い思いのことを話しています。

ちきりんさんの質問力と会話の流れをとどめる力が素晴らしいな、という印象です。

ちきりんさんは、賢くて、相手に喋らせるのがうまい。

うまく煽って、うまく喋らせる。

ご自身の返答力もありながら相手に喋らせるのも上手いって、何者?

 

お互い思い思いの意見を話し合っている、出し合っているだけで、結論として何かをまとめたり、決断を下すための意思決定をする議論ではありません。話が丸まらなくてもいい。まとまらなくてもいい。

読んでいるこっちも気負わずに読めました。

 

この本を読むまで、梅原大悟さんのことをよく知りませんでした。

この書籍を読んでから興味がわきました。

ちきりんさんにドM扱い(失礼)されていて、興味がわきました。

今は梅原さんの別の書籍を読んでいます。

(その感想はまた後日)

 

お二人とも仕事のフィールドは全然交わらない。

しかし対談をしている。

おもしろかったです。

 

 

この本を高校3年生とか、大学3年生や4年生とか、いわゆる学校で進路相談が始まる時期に読むと、人生が変わる人も多いだろうなと思いました。

アラサーの私が読んでも、人生揺さぶられるな、生き方揺さぶられるな、と考え込んでしまいそうになる対談。

悩みもがいている世代に読ませたら、人生変わりそうな気がします。

 

日本は2020年に向かって、大きな転換期にあります。

(と、私は思っています)

時代が変わっていっている時期に、私たちも変わってったほうが面白い。

どう変えればいいのかは、人それぞれ変えたいところを変えればいい。

これを読むと、学び方とか働き方とか、多くの人が変えたくない昔から保守的な部分でも「変えてもいいんじゃないかな」と思える

そんな一冊です。

 

これ読んで、これをきっかけに、もっとアタマを柔らかくしたいな~。